RECENTENTRIES
ARCHIVES
diary
西はお寺、東はクラッシックホール
2008.07.27 up
080718_1510~01.JPG   京都の高台寺と東京の浜離宮ホールでの弾き語りライブ、 どちらもとても良い雰囲気だったと思う。   高台寺は枯山水や蝉の鳴き声に囲まれたステージ(本堂)で、 木彫りの豊臣秀吉とねねさんを側に感じながらのライブだった。 暑かったけど、お客さんがとても近くて 私の後ろにいたお客さんが私の背中を団扇で扇いでくれていた。 国の宝の上でうたっているのに、 田舎の古い家に里帰りをしてうたっているような気持ちになった。 ライブの後、町中を散歩して祇園祭の残り香を感じながら、 また高台寺でうたえることを祈った。   080719_0117~01.JPG   浜離宮ホールは、最高の音響、照明と憧れのピアノ Bösendorferに感激しながら恐れ戦くようなステージで、 あとはステージの上の者さえしっかりと実力を発揮すれば 良いコンサートができる、 というような環境の整ったホールである。 前回のduoのコンサートの時はSteinwayを弾いたのだが 今回は一人だったので、低音が強いBösendorferを選んだ。   私はピアニストではないので、 本来ピアノの銘柄を選ぶような技術を持っていない。 でも、誰が弾いても爆発的に分厚いBösendorferの 音色の影響を受けて自分の声が大きくなるのがたまらなく自然で、 自分のうたの根源を感じることができるので、 そんな身体の奥底からの声を届けたいと思った。 最初は恐れ戦いていただが、このピアノを弾くと心が定まった途端 本番では我を忘れてしまうほど集中してうたうことが出来た。 集中し過ぎて、最初の4曲はステージ袖の暗闇に閉じこもっていた。 気がついて、MCの時にお客さんの雰囲気を探ると ほとんどの人が石のように固まっていた。 選曲もメデューサ的な4曲だったので、 固まるのも当然だったのだが 5曲目の「care me more,care me」という、 つたない英語のタイトル曲で私もお客さんも、 氷が溶けるようにじんわりと心を解き放つというのが目的の 曲順だったので、上手くいったのではないかと思う。   ライブのあとは、ヨーロッパの雰囲気から飛び出すように 築地のお寿司屋さんで、弾き語りライブ 「西はお寺、東はクラッシックホール」を振り返った。   また絶対同じタイトルでやりたい!!と思った。   071223_2127~01.JPG   さて、明日はピアノトリオで参加する 広島の夏フェス「SET STOCK」だ。 朝6時半に家を出なければならないので、 今日は必ず早く寝ようと思う。 ドラムトム君は昨日のリハ終わりで 同じイベントに今日出演している斉藤和義さん一行と先に 広島に行ったので、明日はベースヒロと二人きりで 空港に行かなければならない。 トリオで唯一早起きのトム君がいないので ヒロも私もとっても不安だ。 早起きが苦手なダメ人間だけが残ってしまった。 万が一どちらかが起きなかったら、私はヒロ邸の庭から 窓ガラスを叩いて起こし ヒロは預けた鍵で私の家に入って来てを叩き起こすことに なっている。   寝坊でライブをとばしたことは一度もないが、 やっぱり不安だ。 明日無事ステージに立てますように。  
お涙ちょうだい
2008.07.13 up

今日は浜離宮ホールと高台寺の弾き語りライブの
リハーサル。
 
選曲はある程度できたのだが、
私がレコーディングの時ですら泣いてしまう曲で
普段あまりライブでやらない曲を
スタッフからリクエストされて困っている。
 
一応リクエストに答えようと思うのだが、
リハーサルで泣けて、泣けて練習にもならない。
 
人前で泣くのはすごく嫌だし、
なるべく泣かないようにしているのだが、
リクエストされている曲は何回歌ってもダメだ。
 
ライブで歌い手だけが泣いていると
とっても寒い空気になるので、 
先にお客さんを泣かせなければならない。
まさに、お涙ちょうだいである。

 
さくらんぼ食べて気分転換。
明日はプロモーションビデオやジャケットの撮影だ。
今日こそ早く寝よう。
 
080628_1441~01.JPG

奇跡の佐藤準
2008.07.05 up
080628_2316~01.JPG   ずっとずっとこの日を待っていた。 漠然と必ず叶うと信じていた、 プロデューサー佐藤準さんとの再会。   (佐藤準  プロフィールのいらない本物の音楽家。  私が最も尊敬する音楽家。)   私の1st albumと2nd albumの プロデュースをしていただいて以来 レコーディングで一緒に仕事をするのは 実に10年ぶりである。   大人の事情で、 私は3枚目のアルバムから 準さんのいないレコーディングに挑むこととなり 当時、心が引き裂かれるような思いで 音楽活動をしていたことを思い出す。 不安、怒り、悲しみ、喜び、感謝など 複雑に絡み合った感情から「うた き」というアルバムが 産まれたわけだが、 再び準さんに会うことが出来た今となっては、 必要な試練を与えられた、ただそれだけのことだった と思う。   そんな昔の話より、 私が書きたかったのは 10年ぶりの準さんとのレコーディング。   長い間切望し続けてきた夢が あっさり叶ってしまって、なんかむず痒い。 嗚咽が止まらないほど嬉しいことなのに 突然決まったレコーディングスケジュールの中 さくさくと叶ってしまって、あっという間に レコーディングも終わってしまったので、 祭りのあとの淋しさの10倍ぐらいの淋しさに 襲われてしまった。   さて、 今回は準さんに新曲のストリングスアレンジを してもらった。 テンションの高い新曲に 準さんのアカデミックでポップな弦が ガギーンと尖った音で加わり、 とてもとても良い曲になったと思う。   10年の思いが詰まったストリングス。 そんなアレンジの細かい部分や思いは CDを買う人にとっては なくてもいいものなのかもしれない。   でも、そんな様々の思いがアレンジや演奏にも 込められていることを 心に張り巡らされている感受性で受け取って貰えたら 音楽家としてはとても幸せなことだと思う。   また一つ夢が叶った今、 ひと手間や、決して目立たないスパイスなどで より美味しくなるお料理のように 表には見えない部分も大事に 作品作りをして行こうと思う。   もちろん全く思いやスパイスのない ドライに無心を表現したような音楽や 聴く人が望む通りに作る音楽なども、私は好きだ。   私が作るものは違うけど、 美味しけりゃいい。 それは同じだ。 私の場合は、自分も美味しくないと絶対イヤだけど。   080628_2123~01.JPG
COPYRIGHT(C) 2007 HIP LAND MUSIC CORPORATION All rights reserved